映画レビュー PR

『エイリアン:コヴェナント』見てきた感想をネタバレあり解説。次回作も製作決定!

本記事は商品プロモーションを含みます

9月15日から公開された巨匠リドリースコットが監督した「エイリアン:コヴェナント」を見てきました。今回は、ネタバレなしVer,有りVer両方の感想を書いていきます。

 

結構主観が入っていますので、ほどほどに参考にしていただければ何よりです。なお、このブログはエイリアン映画内の衝撃的な画像などが貼ってあるので、苦手な方は要注意!!

エイリアン3作品・プロメテウス・最新作エイリアン:コヴェナントは、全作品U-NEXTから視聴可能です!

↓31日間無料 トライアルで視聴↓

ネタバレ無し感想

前情報なしで見たい方向けに感想を述べるとすれば、好き嫌いがはっきり分かれます。また、リドリースコットに対し、敬意や期待が大きいほど、評価が変わってきます。

 

エイリアンシリーズを全く見たことがないなら、純粋にSFパニックホラーとしてとても楽しめるでしょう!グロテスク加減は全作品の中で一番ですよ(笑)。

 

ネタバレなしで、鑑賞前に注意したいポイント3つをご紹介。

予告編はあんまり当てにならない

『スーサイドスクワッド』でも顕著でしたが、予告編で流れていて本編に全く出てこないシーン。今作も多数。特にネットに上がっているような特典映像は、ほぼないと思ったほうがいいです。

 

きっとディレクターズカット版で沢山見れるのでしょうが、これを購入するかはまた別の話。。。

プロメテウスは見ておいた方が良し

映画のタイトルは異なれど、今作は完全に『プロメテウス』の続編です。同じキャラクターが登場します。

 

正直プロメテウスを見ていないと「なんのこっちゃ」というストーリーとなっているので、鑑賞までに時間のある方は、ぜひレンタルなどで視聴することをお勧めします。

真の主役はマイケル・ファスベンダー


前作プロメテウスに続き、今作もアンドロイドのデイビット/ウォルター役で登場します。彼の2役の演じ分けは素晴らしい。存在感もピカイチですし、なにより顔がかっこいい。

 

 

従順で穏やかなウォルターと、利己的で己の欲求を追及するデイビッド。どちらも魅力的に見せるのは、彼の演技力が大きいです。監督が彼を大好きだっていう事も、とても伝わってきましたよ。

以下ネタバレ有り感想

私の独断と偏見による、良かったところを文句を言いたいところをご紹介します。前情報なしで映画を見たい方は次へどうぞ。

 

よかった点①エイリアン無敵だと、改めて認識

「エイリアンは生命の完全体」そう呼ばれる所以が全て描写されています。俊敏性、強度、生命力など人間では決して太刀打ちできない絶望感。どの形態とであっても、決して勝てる気がしません。

 

欲を言えば、もっとエイリアンをメインに登場させてほしかった!!エイリアンが冠についているので、ゼノモーフのチート感をもっと味わいたかったです。

 

よかった点②旧シリーズを踏襲したエイリアンとの対峙

旧作を意識したエイリアンとのバトルシーン。作品のファンなら「これあった!」というようなシーンが盛りだくさんです。

 

宇宙に吹っ飛ばすのは、無敵なエイリアンの倒し方として、テンプレ化しつつありますね。クレーンでヒロインがゼノモーフと対峙するのは、完全にエイリアン2を思い出しました。

 

ダメな点①最大の衝撃は、乗組員のポンコツ具合


コヴェナント号は、人類の希望をかけた移住計画を託されています。乗組員はその移住先でもきっとリーダーとなる立場の人なんでしょう。それが、あのメンタルなのはいただけません。

 

人類存続のため、訓練を重ねて犠牲を払ったと言っています。しかしそれに伴った行動力も判断力も見えません。大切な使命を忘れ て、未知の惑星を安易に探索したり、数名の命を助けようとして母船を危険にさらすという判断は、成立するのでしょうか。

 

 

宇宙飛行士の設定や描写は『インターステラー』や『ゼログラビティ』を見習って欲しい。同監督作品である『オデッセイ』のように、船員の得意分野を生かした戦闘や、サバイブの方法を描写してほしかった。

まあ、クルーが無能でないと、このストーリーは成立しないっすね(´Д`)

 

ダメな点②新種のネオモーフが、チョイ役すぎて泣けた

あれだけ新種のネオモーフに注目!というような宣伝文句を公式サイトに掲載しておきながら、出てくるのは、ほんのわずかなシーン。

 

せっかくの新種だったので、もう少し見せ場があっても良かったのではないでしょうか。いろんな交配の結果生まれたであろう新種なので、あの個体にしかない特徴や能力もあったはず。

 

なんだか、デイビッドの異常さを引き立てるためのキャラクターとさえ思えます。

乗組員の死因一覧

今作で死亡した乗組員の死因をまとめました。

船長:コールドスリープの機械から出られず、焼死。
生意気な若い男性:胞子吸って、エイリアンの餌食に
生物学者の女性:仲間に閉じ込められ、血で滑ってエイリアンの餌食に
下ネタ好きの女性:パニックで血で滑る。燃料を撃ちランダー爆発させて死亡
髭もじゃのおじさん:胞子を吸い、チェストバスターの犠牲に
二人めの船長:デイビットに付いていき、フェイスハガーの生け贄に
軍人っぽい女性:新種のネオモーフの餌食に。。。
黒人の軍人っぽい人:ゼノモーフにやられる
軍曹:デイビットにおそらく何か注射されて、チェストバスターにやられる
航海士カップル2人:無理矢理なお色気シャワーシーンからの、ゼモノーフにやられる

ここでは、ホラー映画あるあるが多数登場。危険な場所なのに1人で移動したり、危ないやつについて行ったり。。

 

生物学者の女性は本当に不憫。。。あんな風にパニックになる乗組員と一緒に旅をする、コールドスリープしている入植者たち2000人もかなり不憫でしかたない。

すでにコヴェナントの次回作が決定


コヴェナントの続編の作成をすでに決めています。なお、次回作は『プロメテウス』と『コヴェナント』のあいだの空白の10年間になにがあったかのストーリー。おそらくデイビッドが中心に描かれるでしょう。マイケル・ファスベンダーが大好きなんですね、監督。

 

ちなみに、シガニーウィーバー主演の「エイリアン5」は企画段階で消滅しました。監督も御年80歳。おそらく、コヴェナントの続編が最終作かも。

 

さいごに

これだけ「エイリアン:コヴェナント」に文句を言ってはいますが、もし最新作が公開されたら、身に行ってしまうんだろうな。。次回作こそ謎を解明してほしいです。

 

エイリアン:コヴェナントは全国の映画館で上映中です。こんだけ色々言いましたが、興味のある方はぜひご自身で鑑賞し、感想を聞かせてください。